マイクロホンのパラメータ
適切なマイクロホンの選択
計測用マイクロホンの選択に重要なことは、測定の内容とマイクロホンに必要な要件を理解することです。このことは非常に重要で、計測用マイクロホンは特定の測定内容に最適化された精密機器ですが、もっと広範囲の目的に使用することができるからです。実際に、ブリュエル・ケアーのマイクロホンは汎用性があるので、必要とする性能パラメータの範囲にあるマイクロホンと言うことだけで「動作するはずだろう」という考えにおよぶかもしれません。しかし測定要件に関する深い理解があれば、測定に最適なマイクロホンを選択することが可能です。
音場の種類
マイクロホンの選択を絞り込むときに、測定を行う音場の種類を検討することは良い方法です。測定が行われる場所が、反射面から離れた位置や、音の減衰の大きい室内環境、たとえば、屋外での騒音計を使用した測定や、自然な減衰が得られるオフィスでの測定の場合、自由音場型マイクロホンが最適です。しかし、小型密閉カプラの中や、堅い反射面の近傍での測定には、ランダム入射測定のための音圧音場型マイクロホンが適切です。これは、音圧音場型マイクロホンのランダム入射特性が自由音場応答マイクロホンの周波数特性にくらべて、その周波数範囲においてはるかに「より平坦」または一定であるためです。
ダイナミックレンジ
ダイナミックレンジの下限は、マイクロホンとプリアンプによる自己ノイズにより決まります。ダイナミックレンジの上限は、最大音圧レベル(3%ひずみ)により決まります。マイクロホンは非常に広いダイナミックレンジを持つため、問題となるのは、下限か上限のどちらか一方です。
周波数特性
それぞれマイクロホンは、特定の使用目的に最適に作られていますが、その使用可能な周波数範囲は広帯域にわたります。周波数範囲はその他のパラメータと相互に関係するため、周波数応答は音場の種類やダイナミックレンジなど、その他の要求仕様と合わせて考慮すべきです。
偏極(Polarization)
マイクロホンの構造には二種類あります。ひとつは、バックプレートとダイアフラムの間の空気層を偏極するために外部電圧を必要とするもの(外部偏極型、Externally Polarized)、もうひとつは、マイクロホンのバックプレート上の電子層に、偏極電荷が蓄積されているもの(偏極型、Prepolarized)です。偏極型マイクロホンはエレクトレットマイクロホンとも呼ばれます。一般的に、両者の仕様に大きな違いはありませんが、適する使用目的が異なります。偏極型マイクロホンはDeltatron®プリアンプとともに、ポータブルな騒音計に使用されます。また、偏極型マイクロホンは非常に湿度の高い環境で、わずかですが良い性能を示します。外部偏極型マイクロホンは、一般的に様々な分野で使用しやすく、研究、高温度での測定に使用されます。また、外部偏極型マイクロホンは特殊な測定に合わせて、より多くの種類から選択することができます。
規格
表中で使われている規格の略字
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IEC 61094 - 4 |
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IEC 61672 |
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ANSI |
| A |
IEC 61094 - 4 WS1F |
I |
IEC 61672 Class1 |
K |
ANSI S1.4 Type 1 |
| B |
IEC 61094 - 4 WS2F |
J |
IEC 61672 Class2 |
L |
ANSI S1.4 Type 2 |
| C |
IEC 61094 - 4 WS3F |
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M |
ANSI S1.4 Type M |
| D |
IEC 61094 - 4 WS1P |
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| E |
IEC 61094 - 4 WS2P |
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| F |
IEC 61094 - 4 WS3P |
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| G |
IEC 61094 - 4 LS1P |
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| H |
IEC 61094 - 4 LS2P |
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