球形ビームフォーミング
球形ビームフォーミングは、自動車や航空機の内部のような閉空間においても、音場についての仮定(例:自由音場の仮定)をおかずに、全方向・360度の音場マップを作成できる新しい技術です。
球形ビームフォーミングを用いて音場全体のマップを作成した後で、パッチホログラフィやコンフォーマルマッピングによってさらに詳しい分析をすることもできます。これらのアプリケーションは、同じシステムを用い、アレイのみを変更して使用可能です。
データの取得は、測定エリアの中心に球形アレイを設置して行います。球体上にマイクロホンとカメラが分散配置されているため、測定対象物の形状が詳しく分からない場合でも、360度のマップを作成することができます。
特徴
 | 音響ホログラフィ
ブリュエル・ケアーは音響ホログラフィの分野における先駆者であり、長年にわたり定常音場・非定常音場のソリューションをご提供してきました。
音場の空間変換(STSF) " 音場の空間変換(Spatial Transformation of Sound Fields, STSF) " という名は、この技術の性質をよく表しています。マイクロホンアレイ、あるいはロボットで移動する一列のマイクロホンを用い、音源近傍の " スキャン平面 " 上で測定することによって、近距離場において、スキャン平面に平行な面の音場を計算することができます。測定した2次元の音場データを他の表面上に " 変換 " できることから、音場を完全に3次元で記述することが可能です。STSFを用いれば、音圧、音響... |
 | SONAH手法によるコンフォーマルマッピング
コンフォーマルマッピングを用いれば、測定対象物の表面モデル(任意形状)上に直接、音圧・音響インテンシティ・粒子速度の分布図を描くことができます。他のマッピング手法は、実用上の理由、あるいは計算アルゴリズム上の理由によって、一般に音源形状を単純な平面(または球面)に近似する必要があります。局所的な測定が可能なSONAH手法を用いれば、複数回のパッチ測定に基づいて音源面上のレベルを計算することができます。たとえば、位置検出装置を内蔵したハンドヘルドアレイを用いて、音源周辺の測定可能な位置においてパッチ測定を行います。
音源から少し離れた位置で測定あるいは計算したマップと比べると、実際の音源面にフィットしたマップは解像度が良く、結果を誤って解釈する危険性も低くなります。また、計測結果を音響技術者以外の方に伝えるのも容易です。
アレイを接近させること... |