音響パワー
安全で健康的な職場を確保し、環境を保護するために、製品からの騒音放射量が近年ますます規制の対象となってきています。
騒音に関する消費者の意識も大幅に高まっており、音響的な基準を満たす企業に与えられる賞が、製品の差別化要因となりつつあります。
製品の騒音放射が大幅に低減されているような場合(例えばIT産業)、製品が顧客に受け入れられるかどうかは、その製品が発する騒音の大きさと非常に密接に関わっています。
騒音放射を表現するために、互いに補い合う2つの量が使用可能です。そのうち1つは音響パワーです。音響パワーは、測定環境による特定の状況の影響を受けないため、推奨されている量です。
もう1つは、機械近傍の特定位置(たとえば操作者の位置)における放射音圧です。
音響パワーの測定
音響パワーの測定は、次の3つの主要な方法によって行います。
- 自由音場(あるいは原則的に自由音場)において、音源から音を発生させた時の音圧を測定し、その結果に基づいて音響パワーを算定
- 拡散音場において、1と同様、音圧を測定
- 音場に関わらず、音響インテンシティを直接測定して音響パワーを算定
製品を検査する場合や大量の試験を行う場合(IT機器に関する規格に準拠した試験など)には、音圧ベースの方法が最もよく用いられます。一方、インテンシティベースの方法はエンジニアリングや現場測定において用いられます。
PULSE Sound Power Type 7799
7799型は、機械や装置、またその部品などの騒音放射量を測定するためのソフトウェアアプリケーションです。
7799型を用いれば、国際規格で定められた通りの音響パワーレベル測定を行うことができます。また、機械近傍の特定位置における放射音圧レベルの測定も可能です。
さらに、放射された騒音の純音成分の不快感を評価するために使用可能な、互いに補い合うパラメータとして、トーン対ノイズ比およびプロミネンス比が、シームレスに統合されています。
用途
- 製品が騒音の規格(法規等)に適合しているかどうかの判定
- 同じタイプ、あるいは異なるタイプの機械や装置の騒音放射量比較
(例えば、ベンチマーク作業やエンジニアリング作業、より静かな製品の開発などを行う場合)
- 離散周波数音や衝撃音を識別・評価する観点から、製品の音を分析
特長
- 音響パワーレベルや放射音圧レベルのような騒音放射量を求めるための総合ソリューション
- 測定の手順や計算は、以下の基本的な国際規格に準拠: ISO 3741 から ISO 3743 (比較法), ISO 3744 から ISO 3746, ISO 9614-2 および ISO 11201, また、IT機器に関する騒音試験規則 ISO 7779 および ECMA74
- 対話式測定セットアップのヘルプや情報ウィンドウによって、すべての測定手順においてユーザをガイド
- 測定のデータや結果を、使い慣れたマイクロソフトのエクセルワークブックに保存でき、報告書やさらなる後処理のカスタマイズが可能
- PULSEプラットフォームが非常に優れた測定精度を保証
- 拡張可能なソリューション