インドアパスバイ騒音試験

近年、多くの自動車製造メーカ(そのサプライヤを含む)がシャーシダイナモを備えた大きな半無響室を建設しています。この半無響室には自動車をそのまま入れることができ、シャーシダイナモ上を走行させることで、車室内と車外の騒音を計測します。

周辺の気候条件や計測環境の影響を軽減することで、再現性の高い計測を行なうことができ、実際に走行していない車両には、さまざまな計測器を設定することが可能です。

そのような設備において、PULSE インドアパスバイ騒音試験ソフトウェアを用いた通過騒音試験のシミュレーションができます。

通常のパスバイ計測では、ふたつの固定マイクロホンの前を試験車両が通過しますが、インドアパスバイ計測ではマイクロホン列を試験車両に平行に配置します。車はシャーシダイナモ上を走行し、屋外でのパスバイ試験と同じように加速します。

すべてのマイクロホン位置において車外騒音、ダイナモメータからのタコ信号、さらにその他の車両パラメータが同時に計測されます。

適切なマイクロホンでの時刻歴信号の一部を抽出し、それらをつなぎ合わせることで、ふたつのマイクロホンの前を通過する自動車の影響を再現した、1つの時刻歴信号を作ることが可能です。ドラムスピードのプロファイルと組み合わされたこの単一の時刻歴信号は、パスバイ計測中に放射された自動車の騒音を表しています。

この時刻歴信号を再生分析することで、パスバイの結果を得られます。

特徴

  • 製品開発やトラブルシューティングのための、半無響室での車両通過騒音試験のシミュレーション
  • 柔軟な計測のために、個々の収録信号から合成された仮想パスバイ時刻歴信号に対して解析を実施。
  • 自動車の中心から7.5 mの推奨距離にマイクロホンを設置することが困難となるような、限られたスペースでの測定に最適。周波数によらず、両サイドの1点(左右の音響中心)から騒音が到達すると仮定することで、マイクロホン信号の振幅は補正される。
  • インドアと屋外での車両パスバイの結果とのよりよい一致を見るために、同一の収録データを用いて異なる音響中心位置での再計算を行なう。
  • マイクロホンで計測された時刻歴、仮想時刻歴、および分析結果は別々にデータベースに保存される。これらのデータは自由に取り出し、別の計算設定で再処理が可能。
  • 事前定義およびユーザ定義の制約一覧に基づいた検証を行なうための、制約事項の徹底した管理。
  • 車両の両サイド同時計算、または試験車両に平行な1列のマイクロホンを用い、走行方向を変更した2段階に分けての計算をサポート。

ソフトウェアには、チャンネルの自動検知機能とステイタス通知機能があり、初回のレコーディングの設定、コントロールを行なうことができます。
空間的な制限が規格の要求に影響するような測定空間にも、完璧に適応します。
7789型 PULSEタイムファイルマネジメントを用いて、仮想パスバイ時刻歴信号を聞くことも可能です。
インドアパスバイと車両パスバイシステムは、1つのデータベースを共有し、屋内と屋外試験との結果を容易に比較できます。

  
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