パトカーのサイレンに驚いた?

by Torben G. Nielsen, Brüel & Kjær
17 Mar 2010

低周波数の変動を加えた新しい警察パトカーのサイレンの研究が、カナダで進められています。


Automotive | News

サイレンを模擬

カナダのウィンザー大学、音質評価研究室の研究者は、ブリュエル・ケアーのNVHシミュレータを使って、新しいサイレンが警察車両の接近をより明白に運転手に知らせ、それにより人命救助に役立つかどうかを検討しています。

ランブラー

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フォードのクラウン ビクトリア パトカー
新しいサイレンはランブラーと呼ばれ、従来の高周波でけたたましいサイレン音に低い周波数での変動を加えた音を発します。「最近の自動車は、ロードノイズなどの車外音が自動車室内に入らないよう音響的に隔離され、うまく設計されています。しかしその結果、そのような状況で比較的簡単に減衰してしまう高周波の緊急事態を知らせるサイレンが運転手の耳に届きにくくなっています。」と、大学のNVH(Noise, Vibration, Harshness)音質評価グループのColin Novak教授は言います。「ランブラーが生み出す低周波の変動は自動車室内に侵入しやすいという特徴を持っています。しかし、私たちが最終的に知りたいことは、ランブラーを取り付けた場合に、実際どの程度運転手の注意を引くことができるのか、そしてその際に運転手を驚かせないかどうかということです。」

クラウン ビクトリア

NVHシミュレータの前に座る Colin Novak教授
ウィンザー警察は、この研究への協力の一環として、警光灯やサイレンなどすべてを装備したフォードのクラウンビクトリアパトカーを同大学の機械自動車工学部に寄贈しました。「ウィンザー警察はこの1年だけで9台のパトカーを事故で廃車にしています。」と、Novak教授は言います。「もし私たちが1機700ドルするこのサイレンで運転手の注意を喚起するのにさらに効果を発揮すると示すことができれば、それは有効な投資だとみなされるでしょう。ひとりでも命を救うことができるなら、なおさらです。」

犠牲者を減らすための重要な手助け

「ランブラーが作り出す低周波の変動は自動車の中でも聞き取れます。」

ランブラーを装備したパトカーで騒音データを一度収録してしまえば、研究チームはブリュエル・ケアーのNVHシミュレータを使って、サイレンに対する運転手の反応を確認することができます。

「この方法を用いれば、従来の緊急時サイレンと比較した、ランブラーの効果を評価することができます。」Novak教授は説明します。「この使用方法は、NVHシミュレータの強力なエンジニアリングツールの先進的な応用例です。」現在、研究チームではハイブリッド自動車の騒音の研究にもこのシミュレータを使用しています。

プロジェクトは約6ヶ月で完了し、学生や一般の方にも参加いただくことになっています。



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