ウォーターフロントにワールドクラスの音響 - コペンハーゲン オペラハウス

01 Aug 2005

On January 15th, 2005, the $440 million, new Copenhagen Opera House opened with a Royal Command Performance and the tones of Carl Nielsen, Donizetti, and Rossini. Likening the sound to “the gift of a Stradivarius”, the Royal Theatre’s musical director was thrilled. “It is a world class acoustics” he commented, “that at the same time is analytical, warm and round. Every subtlety, even the very quietest, reaches out towards the rear seating rows with a clear and golden character.


Case Study


2005年1月15日、4億4千万ドルで建設された、コペンハーゲンのオペラハウスは、王室御前演奏会としてカール・ニールセン、ドニゼッティ、ロッシーニの作品により、オープンしました。王室劇場の音楽ディレクターはその音を「ストラディバリウスの贈り物」に例えて、その喜びを表現しました。「これはワールドクラスの音響だ」とコメントし、「また分析的で、暖かく、まろやかな響き。全てが繊細で極度の静寂でさえも、後方の座席にまで明瞭で素晴らしい音が届いている。このオペラハウスは親密な音と大きな音が調和されている。」客演指揮者、音楽監督、音楽スタッフおよびオーケストラの責任者はそれぞれ、達成された音を喜んでいます。新しいオペラハウスの音響設計を担当したイギリスのコンサルタント会社であるArup Acoustics社はモデリングソフトウェアとして、1991年より主要な建築音響プロジェクトで実績のあるODEONを選択しました。

音楽と音響の出会い

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コペンハーゲンのオペラハウスはデンマークの建築家Henning Larsen氏が設計し、コペンハーゲンのウォーターフロントに建造されました。135,000平方フィートの建物の大ホールには、24金の金箔105,000枚を施された1500席もの豪華シートがあり、110人の演奏家を収容できるオーケストラピットがあります。しかし、世界一近代的なオペラハウスとしては、設計と建築物の豪華さだけでは不十分です。特に音響についての技術的な優秀さもまた期待されます。建築物の芸術と科学の出会いにより、オペラハウスとコンサートホールのなかで、音楽と音響は出会います。

音響シミュレーション - どのような音が聞こえる?

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音響シミュレーションは、ステージとオーケストラピットの音源を使って実施されます。各計算によって歌手とオーケストラの音量と明瞭度が得られます。2種類の計算を比較し、歌手とオーケストラの間の重要なバランスが予測できます。音を完全にシミュレーションするためには、総距離が約700mに相当する、最長約2秒間の音の反射を計算しなければなりません。これは、オペラハウスの場合に、最大70次の反射の計算が必要であることを意味します。それぞれの音の反射は、入射角、時間遅延、周波数に依存するインテンシティによって特徴づけされます。これらの情報を平均的な人の耳位置に結びつけることにより、左右2つの耳に到着する音の寄与計算が可能です。最終的な結果は音源からの音がどのように2つの耳に届くのかを明確に表しています。その後で、この結果は、スピーチ、歌、音楽などのオーディオ記録に適用されます。さらに、その計算結果をヘッドホンによって聴くことができ、その結果、座席でどのように聞こえるかという印象を得ることができます。ステージの歌手の歌声とオーケストラピットの組み合わせ演奏をシミュレーションすることで、オペラハウスで重要であるバランスの試聴試験が行えます。コペンハーゲンの新しいオペラハウスの設計段階では、デンマーク工科大学(DTU)の研究者が一歩先を行き、サラウンドシステムとして知られる多数のラウドスピーカのシミュレート音を実現する技術を開発しました。これはArup Acoustics社によって初めて適用され、現在ではODEONバージョン7に導入されています。

全ての客席に分布する多数の受音点を選択することで、計算された残響時間をカラーマップで表示できます。同様に、音圧レベル、明瞭度、側方エネルギー比なども表示できます。この技術は客席に対する音の分布を予測するために重要なツールであり、専門家であればホールの音響問題を発見することが比較的容易です。

新しいオペラハウスの音響設計は、不屈の研究と建築音響の研究者と研究結果の使用者との間の緻密な協力によって、「誰にも負けない」と賞賛されるほどの最も高い期待を満たす音響品質を提供するという目標に到着できました。

ブリュエル・ケアーはODEONの独占販売代理店です。ブリュエル・ケアーのホームページ(http://www.bksv.com/) または、ブリュエル・ケアー・ジャパンにお問い合わせいただくことで、より詳細な情報を得ることができます。

ODEONとは?

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ODEONは、信頼性が高く、簡単に使用することができる、室内音響のモデリングツールでありデンマーク工科大学(DTU) で開発されました。初期計画段階において新規建造物の音を計算するために、20年間におよぶ研究成果を基礎として、先進的手法で開発されています。ODEONのPCソフトウェアは、建造物のジオメトリと面の特性から音響計算を行い、結果を表示し、試聴する方法で、建造物の室内音響をシミュレートします。実際、部屋の計算モデルと材料表面の音響特性に基づき、音響計算を行い、ホールの任意の座席における結果を聞くことができます。


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