Turbomeca社が認めたブリュエル・ケアーの振動検査システム

01 Sep 2006

長年にわたりTurbomeca社のメンテナンスマニュアルにはエンジンの振動レベルとして、80Hzから1000Hzの単純なオーバーオール値の計測が規定されていました。しかしこの方法では特定の欠陥を検出できず、時にはヘリコプタをエンジンテストが完了するまで、必要以上に地上に留める必要がありました。そこで、診断の信頼性向上のために、FFTと次数比分析に基づく解析方法が数年前に導入されました。


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2002年から、ブリュエル・ケアーはTurbomeca社と緊密に作業を行い、地上で航空機エンジンの回転上昇中に計測を行う方法による、ヘリコプタエンジン専用の振動検査システムを開発してきました。その結果、このシステムはすべてのTurbomeca社ヘリコプタエンジンの、事実上の標準計測システムとなっています。
Turbomeca社は、4300件を超えるARRIEL、MAKILA、ARRIUSエンジンの所有者にサービスレターを発行しました。このレターには、Turbomeca社エンジンメンテナンスマニュアル準拠の振動検査を行うために、ブリュエル・ケアーのPULSEをベースとした3641-A/B型、3648-A/B型、3649-A/B型が検証、承認されたことが紹介されました。

計測は、2つのタコ信号を参照信号として回転1次の振動成分について行われます。この場合、2つのタコ信号の一方は発電機、他方はヘリコプタエンジンのフリータービンからの信号です。計測には1回の回転上昇だけを必要とします。

ユーザーインタフェースは非常に簡単で、エンジンタイプの入力に始まり、信号をモニタしながら閾値と比較(検証)します。信号はデータベースに保存されてサービスレポートがすぐに作成され、結果が“合格”または“許容値オーバー”というように明確に表示されます。レポートにはその結果と詳細解析のための時間信号が添付されエンジン製造業者に直接送られます。コンタープロット(周波数、スピード、レベル)も含まれており、欠陥の診断を助けます。現在、MAKILA、ARRIEL、ARRIUS、RTM322、TM333、TURMOのエンジンに利用されています。他のエンジンに適合するシステムも準備中です。本システムは信号のフィルタ処理を行い、発電機からのタコ信号とタービンからのタコ信号によって80Hzから1000Hzまでの周波数帯域において制御されます。2つのタコ信号の回転1次成分を比較しながら2つの信号を同時に処理し、計測中の信号の変化を示します。結果はリアルタイムに表示され、レポートは予め決められたフォーマットで作成されます。

ヘリコプタサービスとメンテナンスセンターの管理者は、PULSEシステムが単に振動検査システムとしてだけでなく、他の多くのアプリケーションにも使用できることを認識しています。PULSEの現場応用例はたくさん考えられます。例えば、地上試験におけるメインギアとテールギアボックス、飛行中の快適振動、傾向分析などがヘリコプタの所有者が興味を持つ、重要分野の一部です。

詳細情報はbksv.com/vibrationcheckをご覧ください。



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