校正 - 測定を正確にする確かな方法

01 Mar 2006

校正は、産業界の要求を満たすだけでなく、お客様の装置が既知の不確かさ付きの有効な結果を出すよう、つねに確かめることです。


Case Study

Calibration

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マイクロホンや加速度ピックアップは、試験中に感度変化や故障の発生が考えられます。それらは、外見上変化が無いならば、校正を行わずに測定を継続した場合どうなるでしょうか。そのデータは信用できるでしょうか。時には、全ての試験がやり直しになるかもしれません。厳密な試験の場合や、試験中に製品が壊れるような場合には、測定が適切であるように、少なくとも一度は校正しなければならないかもしれません。というわけで、ご利用中の計測器を校正することは、不当なデータをもたらす危険性を最小限におさえ、または解消し、測定をやり直すコストを避けることができます。

航空機メーカには、飛行および静止状態音響証明(Flight and Static AcousticCertification)試験について、校正に関する非常に厳密な要求が課せられています。この要求はICAO(国際民間航空機関)で規定されたもので、例えば、以下の項目が含まれています:
  • 試験の前にすべてのマイクロホンと校正器に妥当な認証校正が行われていること
  • 全測定チェーンの周波数応答校正が行われていること
  • 測定システムが適合範囲内にあることを保証するために、飛行または静止試験の前後で完全な振幅校正が行われていること
例えばGE-Aviation社は、航空機メーカをサポートするための静止音響認証試験を行う際に、ICAOおよびFAA(米国連邦航空局)から、試験90日以内にマイクロホンを校正すること、ピストンホンおよびブリュエル・ケアーの信号発生器を試験6ヶ月以内に校正することを要求されています。GE-Aviation社は、マイクロホンの周波数応答に劣化がなくても、この要求を遵守しています。実際、ブリュエル・ケアーは10年間に少なくとも8回の校正を行っていますが、マイクロホンの特性が大きく変化したことはありません。ピストンホンの校正についても、過去20年間以上にわたり同様に実施されています。

しかし、ブリュエル・ケアーの機器と校正がその安定性で有名であるというだけで、航空宇宙および自動車産業などの産業界の要求を十分に満たしているというわけではありません。

卓越した安定性

ブリュエル・ケアーでは、お客様のトランスデューサ(マイクロホンや加速度ピックアップ)を、参照標準のトランスデューサと比較校正を行います。お客様にとっては、データの妥当性を保証する参照標準の安定性とトレーサビリティを信頼できることが最も重要なことです。デンマーク一次標準音響研究所(DanishPrimary Laboratory of Acoustics : DPLA)は35年以上の校正履歴を確認できる、卓越した長期安定性を備えた参照標準トランスデューサを保有しています。

全てのブリュエル・ケアーの校正は、関連規格に従って、文書化され、トレーサビリティを確立し、校正作業を実施しています。私どもの校正機関は、ISO/IEC 17025の要求を満たすことで、DANAK(デンマーク)、A2LA(米国)、UKAS(英国)、COFRAC(フランス)、ENAC(スペイン)、NATA(オーストラリア)の多くの国で認証されています*。
国際的なトレーサビリティやその検証は、PTB(ドイツ国立物理工学研究所)、NIST(米国国立標準技術研究所)のような各国国家計量標準研究所(NMI)間での参照標準トランスデューサの基幹比較によって保証されています**。

私どもはDPLAで行なわれるトランスデューサの一次校正を提案します。参照用のマイクロホンや加速度ピックアップについて、年間に数百回の一次校正を実施しています。その中には、産業界のための国家標準を維持する国家計量標準研究所(NMI)も含まれています。

訳注*
DANAK : Danish Accreditation and Metrology Fund,
UK AS : United Kingdom Accreditation Service,
COFR AC :Comite Francais d’Accreditation,
ENAC : Entidad Nacionalde Acreditacion,
A2LA : American Association for LaboratoryAccreditation,
NATA : National Association of TestingAuthorities

訳注**
 日本では、独立行政法人 産業技術総合研究所 計量標準総合センター:National Metrology Institute of Japan(AISTNMIJ)で行われています。

校正業務の詳細情報は、bksv.com/calibrationをご覧ください。

www.daniamet.dk/dpla/dpla.htm でDPLAに関する詳細情報を見ることができます。



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