エステックの設立20周年を新しい実験場で祝う

By Sheelagh Kononenko
06 Jan 2010

株式会社エステック(以下エステック)は、新しい実験場(ETL:Estech Test Laboratories)を開設し、それと同時に1989年の設立から20 周年を祝いました。


Automotive | News


カーリフトを備えた実験準備室
この施設は、東京の中心部から40 km に位置し、半無響室、加振実験室、そして実験準備室を備えた2 階建ての建物です。外部の騒音から遮断された加振実験室は、自由に仕切りを移動させて実験室の構成を変更することができ、2 基の床定盤が設置されています。また、2.8 トンの重量物を吊り上げることができる2 基のクレーンにより、エンジンやトラクターキャビンのような大きなコンポーネントを移動することができます。

半無響室は浮き構造で、暗騒音は7 dBA 以下となっており、天井に設置された空調により温度制御され、車両を空ぶかしした状態でも実験できる排気ダクトなどの設備も備えられています。部屋の扉は高さ3.5 m で、大型の製品や部品を運び込むこともできます。半無響室を含む測定実施エリア4ヶ所は各々独立して機密が保持できる構造になっており、お客様の機密事項を確実に保証しています。


「ブリュエル・ケアーは私たちのサプライヤではなくパートナーです」
エステックの代表取締役社長である阿部 俊朗氏は次のように述べています。「エステックが所有する実験能力は、我が社のビジネスモデルの重要かつ欠かせない要素のひとつです。解析プロジェクトの数は増加傾向にあり、実験スペースはもとより、実験に使用する供試品の保管、実験準備のためのスペース拡張が必要になりました。情報漏えい防止に対する要求事項も過去にないほど厳しくなっています。ETLへの施設拡充により、こうしたお客様のご要望により幅広くお応えすることができるようになり、エステックの将来展望の確かな足がかりを得ることができました。」

阿部氏は加えます。 「ブリュエル・ケアーのブランドは、高品質、高信頼性を意味し、世界中で高い評判を得ており、すぐれたサポートを提供してくれます。私たちはブリュエル・ケアーをサプライヤではなくパートナーとして、協調関係を強めていきたいと考えています。」

エステックは、日産自動車株式会社とかつてのSDRC 社(Structural Dynamics Research Corporation:現在はSiemens PLM Solutions) との合弁事業として1989年2月に立ち上げられました。日産自動車の製品開発技術と、MCAE (Mechanical Computer Aided Engineering)のパイオニアであるSDRC社のソフトウェアや解析の専門知識に基づいて、エンジニアリングコンサルティングサービスを開始しました。エステックは日本の主要な、自動車、機械、鉄道車両、船舶、電機、電子機器メーカーなどをお客様としています。

エステックの実験場では、ブリュエル・ケアーのデータ収集装置PULSE、Test for I-deas、そして各種トランスデューサなど製品が数多く使われています。エステックでは現在Test for I-deas からPULSE LabShop、PULSE Reflex へ移行する計画を進めています。


PULSEとTest for I-deasを用いた計測風景



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